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ネットの書き込みから風評被害へ

掲示板の投稿から風評被害へ

ネット上の掲示板というのをご存知でしょうか。
誰でもあるテーマに乗っ取って意見を書き込める場所です。
投稿は匿名ということもあり、かなり辛辣な意見を述べている人も見かけます。
テーマの内容も、政治、経済のことやテレビ番組や芸能人のことなど、実に幅広くありますが、匿名ということもあり真偽についてはあまり信用されていないのも事実です。
しかし、そんな掲示板でも記入された内容を信じてしまう人もいるのです。

ある企業の従業員が以前勤務していた会社の信用を損ねるような書き込みをネット上にしました。
内容は専務が女子社員にセクハラをしている、労災事故があったが会社ぐるみで隠ぺいしているなどでした。
本人がどの程度の悪意があったかはわかりませんが、その書き込みにより会社の信用が低下し業務が妨害されたなど、会社側が元従業員に足して損害賠償の訴訟を提起しました。

風評被害の判決とは

裁判所はこの元従業員に対して、賠償金として会社へは100万円、個人の名前を出された専務には50万円の支払いを命じる判決を出しました。
書き込んだ元従業員は、もしかしたら軽い気持ちでの書き込みだったのかもしれません。
しかし、どんな理由であれ書き込んだ内容により会社に損害を出したことは事実であり、会社側から損害賠償を請求されてしまったのです。

しかもこのような判決はこの例だけではありません。
ネット掲示板でその企業の社員になりすましをして、企業の評判を落とすような書き込みをした事件でも、80万円の損害賠償金を支払うように判決が出ているのです。

ちょっとした憂さ晴らしで…、ほんのいたずらのつもりで…など、軽い気持ちで書き込んだ行為の代償は、けして安くはないのです。



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